塗膜欠陥の原因と対策

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よくわかる塗膜欠陥の原因と予防対策

( 外壁塗装における塗膜の欠陥について症状を分類し、その原因と予防を紹介 )

塗膜欠陥の原因と対策

塗膜欠陥

外壁塗装における塗膜の欠陥について紹介しています。わかりやすく症状を分類し、その原因と予防、事後処理対策を具体的に紹介しています。
工事引渡し前の仕上がり状況をチェックの際にご参考にしたいただければと思います。またDIYなどで欠陥症状が出た際にはご参考下さい。

塗膜欠陥の分類

塗料の持つ特性を完全に発揮させるには、塗装時の環境や作業的な問題などの諸条件が影響します。よりよい条件で正しく塗装されて初めて、美装と保護の塗装の目的が果たせるわけです。
欠陥の原因を明らかにすることで、欠陥の予防と対策に効果を上げることが出来ます。

欠陥の種類をクリックしますと原因と対策の項へジャンプします。

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塗膜欠陥の原因と対策

塗膜の表情に関する欠陥

欠陥 症状 原因 対策
刷毛目 はけの塗り方向に刷毛筋が残る 刷毛の毛が粗い、短い等の問題 適切な刷毛の選定
塗装時の大気温が低い 希釈剤を少量加える。なるべく低温時の塗装は避ける
塗料の流展性悪い 合成樹脂塗料など流展性のよいものに変える
塗料粘度が高い 希釈剤を加え調整する。加え過ぎると「透け」や「流れ」を生じるので注意
流れ 塗膜に塗料の流れができ波紋状の模様になる 厚塗りし過ぎる 厚塗りしないで塗り回数を増やす
希釈し過ぎる 希釈率を適正に
リターダシンナーを加え過ぎ 添加量を調整
下地が光沢のある塗装面の場合 サンドペーパーで目粗しをする
縮み 塗膜がちりめん状のシワになる 油性塗料を一度に厚塗りをすると、上乾きして表面が縮れる 厚塗りを避け、隅は刷毛でよくしごき余分な塗料を取り除かないと塗料が溜まるので注意
高温で乾燥を促進した場合、上乾きで縮むことがある 乾燥温度を上げ過ぎない
ゆず肌
(ガン肌)
塗膜表面がゆず肌模様になる シンナーの蒸発が早すぎる 塗装条件や塗料の流展性を換える
スプレー塗装の塗料の微粒化がうまくできていない。 より希釈して、吹き付け圧を調整
糸引き 塗膜面に網目状の塗料の結晶ができる 溶剤の蒸発が早すぎたり、高粘度の場合にガンのノズルから塗料が糸状になって吹きつけられる
リフティング 塗膜が縮み状になる 塗装塗料の溶剤が既存の塗膜を犯した場合 塗装体系を見直す。バインダーを使用する
下塗りの乾燥不十分 塗装間隔を守る
はじき 塗料が均一に付着せず、部分的にはじかれる 塗装面に水、油、ゴミなどが付着している 素地調整をやり直す
刷毛に油脂や水が付いている 刷毛の清掃
エアーの中に油や水が混入している エア・ストレーナーの清掃
ぶつ 塗装面にぶつぶつができる 塗料に異物が混入している 塗料のろ過
塗装面の清掃
膨れ 塗膜の一部が膨れ上がる 未乾燥の塗膜に雨がかかった場合 塗料の乾燥時間と作業時の天候を考慮する
乾燥不十分な素地に塗装した場合、水分の蒸発が原因 十分に乾燥させる。素地調整を入念に
塗膜が酸やアルカリに作用されたとき セメント製品は養生期間を十分とる。素地調整を入念に
ひび割れ(クラッキング) 塗膜にわれを生じる 下塗りの乾燥が不十分な上に上塗りをした場合。厚塗りをしすぎた場合 乾燥時間を十分にとる。厚塗りを避ける
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塗膜の艶に関する欠陥

欠陥 症状 原因 対策
艶むら 予定の艶が出ていない シーラーなど下処理不十分で下地の吸い込みが烈しい場合 下塗り塗料の再塗装
下塗り、プライマーの面が粗すぎる場合 上塗りをもう一度塗装
希釈し過ぎて薄塗りした場合 塗り重ねる
ブラッシングを生じた場合 ブラッシングの項を参照。
シンナーの不適 適切なシンナーを使用
白化
(ブラッシング)
塗面が白くにごり艶が無くなる 高温多湿時、塗膜から溶剤の蒸発に伴う気化熱で塗膜表面の温度が急激に低下し、大気中の水分が凝縮して起こる リターダシンナーの使用
塗装後、気温が下がり空気中の水分が塗面で凝縮した場合 夕方までに指触乾燥するよう作業時間帯を調整する
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色に関する欠陥

欠陥 症状 原因 対策
色斑(いろむら)・色分かれ 一部の色が分離して斑点や縞模様ができる 塗料の混合が不十分 十分に撹拌、混合する
溶剤を多く加え過ぎた場合 希釈しすぎない
顔料の比重の差が著しいとき 塗料製造時の問題
顔料の分散が悪い場合 塗料製造時の顔料選定に問題
色違い 色が同一でない 製造ロットの違い 塗り継ぎ場所を考慮する。混合してぼかして使用する
にじみ(ブリード) 既存塗膜や下塗りの塗料の色がにじみ出して上塗り塗膜の色が変色する 下地に油が付着している場合 素地調整を入念に行う
瀝青質塗料の上に塗装するとき シルバーペイントを使用してにじみを止める
やけ(黄変) 白色、淡色が黄色っぽくなる 桐油、亜麻仁油などを展色剤に用いたとき、室内で黄変しやすい 室内には大豆油などを併用し黄変を少なくする
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塗膜不良に関する欠陥

欠陥 症状 原因 対策
乾燥不良 塗膜表面がべたつき、なかなか乾燥しない 気温が低く、湿度が高い 極端な低温時の塗装は避ける。温度を上げる
通風が悪く、シンナーの蒸発が遅い 通風、換気をよくする
下地に水分、油分などが付着している場合 下処理を入念に行う
もどり 一度乾燥した塗面が再び軟化する 生乾きのコンクリートやプラスターに塗装した場合 油性塗料の塗装は避ける
下塗りが未乾燥の上に、上塗りを行った場合 下塗りが乾燥してから作業する
白亜化
チョーキング
塗膜表面が白く、粉っぽくなる 紫外線などで塗膜が劣化し始めると症状が現れる 耐チョーキング性の顔料を選択
顔料が多い場合 クリヤーで割って塗装する
剥れ(剥離) 塗膜が付着力を失い剥れ落ちる 既存塗膜が十分付着していない上に塗装した場合 ケレンを入念にして塗装
塗装面に油が付着していた場合 素地調整を入念にする
下塗りと上塗りが不適合の場合 塗装体系を再チェック
錆び落としが不十分な鉄部への塗装 ケレンを入念に行う
軽金属の上にフタル酸樹脂塗料を塗ると剥れやすい ウォッシュプライマーなどアンダーコートの塗布
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