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建築用吹付材の種類とその特徴
建築用吹付材は、化粧用仕上げ材として、より高意匠を求めるユーザーのニーズと共に多用されるようになり、メーカー独自のJIS規格以外の吹き付け材も
多数市販されています。
JIS規格化されている建築用吹付材について、その種類と特徴を簡単にまとめてみました。
セメント砂壁状吹付材 JIS K 6907
特徴
- セメント砂壁状吹付材はセメントリシン、防水リシンなどとも呼ばれている。
- セメント、白色セメント、ドロマイトブラスター、消石灰を主原料としている。
- 骨材は2.5mm径のふるいを通過する粒径のもので、寒水石、けい砂、砂、軽量骨材などが使用される。
- 仕上がり時には吹き付け量が2Kg/u>が標準とされている。
- 主成分が無機質なので耐久性も良く、価格も安い。
用途
PCコンクリート、打ち放しコンクリート、ALC、モルタル、コンクリートブロックなどの下地に使用される。
特徴
- スタッコとはもともと漆喰のことで、ドイツ壁の仕上がりに似せた仕上がりをねらったもの。
- 厚吹きなので、コンクリート施工時の下地の不陸などの欠陥をカバーしてくれる。
- 大柄の凹凸模様を形成できるので、豪華な仕上がりになる。
材料
- 下塗材 : 付着性の向上を目的として合成樹脂エマルジョンが用いられる。
- 主材 : 凹凸の立体模様(マスチック層)を形成するため、セメント、ドロマイトブラスター、消石灰などを結合材として混和材、着色材を加えて使用される。
- 仕上げ材 : 主剤のみで仕上げることも多いが、仕上げ材を使用する場合は一般的には合成樹脂エマルジョンを用いる。
合成樹脂エマルジョン砂壁状吹付材 JIS K 6909
特徴
- 合成樹脂エマルジョンと骨材、混和材から成る。
- 水分の蒸発による揮発乾燥。
- 価格はセメント系より高い。
- エフロの発生が殆んどない。
種類と区分
- 用途による区分
- 外装用 : 外壁など外装に使用。
- 内装用 : 内部の壁、天井などに使用。
- 着色材による区分
- A類 : 主として顔料により着色したもの。
- B類 : 主として骨材により着色したもの。
呼び方の例
- 外部用A類砂壁状吹付材(既調合形)
着色材として顔料を用いて、既調合された外部用の砂壁状模様を形成する吹き付け用塗材の意味になる。
- 一般的には必要のない部分を省いて、「外部用砂壁状吹付材」などと呼ばれている。
- アクリルリシン
使用される合成樹脂の名前をそのまま呼称として、「アクリルリシン」などと呼ばれる。
- じゅらく壁
比較的細かな骨材を使用することでそ、その模様が左官仕上げのじゅらく壁に似ていることから付いた呼称。
- スキン材
骨材に陶磁器粉末、着色硅砂などの人口骨材を使用したもの。
アクリルリシン、じゅらく壁は着色材による区分から言うとA類に該当し、スキン材はB種に該当する。
複層模様吹付材 JIS K 6910-1975
ゆず肌模様、キャスト模様、月面状などの凹凸模様を造る吹き付け材で、主材、仕上げ材などと複数の塗膜層からなるものをいう。
(主材層のみで仕上げを兼ねるものを単層という)
複層模様吹付材は「吹き付けタイル」とも呼ばれている。
複層模様吹付材の詳細は「複層模様吹付材」のページを参照。
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