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「と」で始まる塗装用語
「と」で始まる塗装用語
: とうがい
コンクリートや塗料が硬化前に、外気温の低下の影響を受け、正常に硬化しないこと。
凍害を起こしたコンクリート、モルタルは強度が弱く、はつり後再工事を行う他、方法はない。
5℃未満の低温時、夜間の温度低下が見込まれるときの、塗装工事を避ける事が大切。
: とうけつ
塗料欠陥の一つ。
水系塗材が低温下で凍ること。
: とうしつせい
蒸気の放出や呼吸機能があること。
外壁用塗料にとって非常に大事な機能。
壁内の余分な湿気を外部に放出し、塗膜の「ふくれ」、「はがれ」を防止し、結露やカビの防止等に効果がある。
: とうちこうほう
アスファルト防水の一工法。
改質アスファルトシートをトーチで加熱し、貼り付ける工法
アスファルト防水のメンテナンスのポイントと、改修工法についての詳細は「アスファルト防水のメンテナンスと改修工事」のページを参照
: どうぶち
板状の仕上材などを取り付けるための横桟。
: とうや
屋上に突き出た小屋。
高架水槽。
エレベーター機械室。
: とくしゅとりょう
塗料は色々な分野で、色々な目的で使用され、それぞれの目的に応じた塗料が造られている。
防錆 ( 錆止め ) 塗料、防音塗料、耐熱塗料、防火塗料、電気絶縁塗料、トラフィック塗料 ( 道路用 )、船底塗料などと、その種類は多い。
このような塗料に、付加価値をもたらすよう設計された塗料を総称として、特殊塗料という。
塗料の機能による分類について詳しくは「塗料の機能による分類」のページを参照
: とそうせっけい
外壁塗装を考えるとき、どのような塗料を選び、塗装方法、足場の問題、経済性、耐久性などを総合的に考慮しなければなりません。
このような要因を総合的に検討、判断をして、一つの塗料と塗装方法を決定し、適切に施工されるように計画すること。
塗装設計についての詳細は「塗装設計」のページを参照。
: とそうそざい
被塗物 ( 塗装しようとするもの、製品など ) に対して、その素材をいう。
素材の性質を無視して塗装を施すことは、多くの塗膜欠陥を生む結果となる。
塗装しようとするものは、その被塗物の素材の性質、特徴を良く把握することが重要である。
塗装素材の種類と性質、特徴な度についての詳細は「塗装素材の種類と特徴」のページを参照。
: とそうほうほう
刷毛塗り、エアスプレー、エアレススプレー、ローラー塗り、電着塗装、粉体塗装、UV塗装など。
建築塗装では、いわゆる「ガン吹き」という外壁用吹き付け塗装は環境や人体へ悪影響を与えるので、特に意匠上やむを得ない場合を除き行われなくなっている。
代わって、現場塗装では環境にやさしいローラー塗りが主流になっている。
: とっきしようしょ
標準仕様書の内容が単位工事によって変更、修正が必要な場合、単位工事についての仕様を別に作成した仕様書。
とっしゅつあつ
ポンプの吐出側 ( 吐き出し側 ) の圧力を言います。
最大吐出圧は、そのポンプの流量を止めた場合での圧力を言います。
単位としては「MPa ( メガパスカル ) 」や「kgf ( キログラムフォース )/c㎡ 」で表わされます。
1MPa=10.1972kgf/c㎡
10MPaの高圧洗浄機の吐出圧はkgf/c㎡の単位に換算すると約100kgf/c㎡ということになります。
: とつじょうもよう
外壁の模様仕上げの一種。
吹き付けやローラー、コテなどで造る凹凸模様。
凸状模様のパターン見本など詳細は、「外壁塗装のテクスチャー・凸状模様の項」を参照。
: とっぷこーと
上塗りとして用いる塗料。
複層仕上げ材は、テクスチャー ( 模様 ) を創る主剤の上にトップコートを塗装して仕上げ、その耐候性はトップコートの種類によって決まる。
通常2回塗りで仕上げられる。
塗膜防水では、防水層の保護仕上材のことをトップコートという。
: とつぶしょり
厚付け仕上げ材や模様塗りの表面を乾燥硬化前に、こて・ローラー・サンダーなどで平坦にする模様付け作業。
ヘッドカットともいう。
: とのこ
粘土( 黄土 )を焼いて粉にしたもの。
刀剣を磨いたり、木材の色付け・塗装下地・目止めに用いたり、漆器の漆下地の原料として用いる。
: とふりょう
一般的な仕上げに必要な単位量(kg/㎡)をいう。
これにロス見込み量を加算したものが、所要量(kg/㎡)で吹付け工事 ( 約3割りはロス ) などで用いる。
塗付量は接着剤でも用いられる。
: とばしり(いっぽんびき、ひとすじ)
片引き戸、雨戸などの敷居で、筋が一本のもの。
外壁塗装では、雨戸など片引き戸に用いられる。
: とまくけっかん
塗装時の気象条件、塗装方法、塗装作業など諸条件で、ひとつでも問題があると、塗膜に色々な欠陥が生じることがあります。
縮みや膨れ、ブラッシングなど、多くの症状があります。
それは仕上がりの悪さだけではなく、塗料の持つ特性が十分に発揮されないことにつながります。
塗膜欠陥の原因と対策については「塗膜欠陥の原因と対策」のページで詳しく紹介しています。
: とまくぼうすい
シート防水のように、張り合わせたものに対し、ライニング、流し込みなどにより液状防水材を塗布して、防水膜を造るやり方を塗膜防水という。
貼り合わせ部のないシームレスな防水層を造れることが特徴。
塗膜防水の詳細は、
「防水工法・防水方法の種類と特徴の項」を参照。
: とまくぼうすいこうほう
液状の防水材 ( 合成ゴム系、合成樹脂系、改質アスファルト系など ) を用い、刷毛やコテどを使用し、塗布して防水層を形成する工法。
JIS A 6021で規定。
: とまくれっか
主に太陽光の紫外線 ( UV ) が塗膜中の酸化チタンを照射し、発生するラジカル ( 光活性種 ) が大きな要因で起こる塗膜の劣化現象。
建物における外壁の塗膜劣化は、南面ほど劣化が早く、それに比較して北面では劣化し難い。
建物の立地を考慮したメンテナンスが求められる。
外壁塗装の塗膜劣化の症状、塗り替え時期の見極めについて「外壁塗装の耐用年数」のページで詳しく紹介しています。
外壁塗装・塗り替え時期について「外壁塗装・塗り替え時期」のページで、建物の部位別、部材別に分類して詳しく紹介しています。
: とまり
隠ぺい力と同義語として用いられる。
とまりが良い(隠ぺい力が大きいの意)。
: どらいあうと
セメントの硬化不良の一つ。
モルタルなどの凝結硬化過程で、水分が下地の急速な吸水や直射日光を受けて短時間に蒸発してしまうことで、正常な凝結硬化ができなくなる状態をいう。
予防としては、下地に事前に散水するなどの処置が必要。
ドライアウトしたモルタルは、正常な凝結硬化をしていないため強度はない。
: とらふぃっくとりょう
道路標識塗料ともいわれる。
歩行者、車両による交通事故防止、円滑通行のため、路面に塗装するために設計された塗料。
常温乾燥形と加熱乾燥形とがある。
ガラスビーズを混入使用することで、反射効果で夜間などでも標識が認識されやすくしてある。
一般の塗料と異なり、その性質には諸条件が要求される。
: どりむこーと
関西ペイント社が開発した湿式断熱躯体保護防水仕上げ材。
熱伝導率は木材以下、高防水性、弾性保持率が高い、透湿性に優れているなどの多くの特徴を備えている。
断熱塗料、ドリームコートの詳細は「外断熱塗料の外壁塗装」のページを参照
: とりあい
異なる部材、あるいは同じ部材同士の接触部。
: とりょう
流動性を持っていて、薄く塗り広げて乾燥すると、強度を持った塗膜を生成して、塗装物を保護したり、美観、その他の価値などを素材に付与するためのもの。
塗料に求められる性状
: とりょうあっそうたんく
同一塗料を大量に使用して、エアスプレー又は圧送式ローラー塗装をする場合に用いる塗料供給用タンク。
タンク内の塗料に圧縮空気を利用して加圧し、ホースを通して塗料をエアガンや圧送ローラーに供給するための装置。
: とりょうのかんそう
塗料の乾燥状態は、指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥の三段階で現される。
その乾燥のメカニズムは塗料によって異なる。
乾燥メカニズムについての詳細は「塗料の乾燥メカニズム」のページを参照。
: とりょうのきのう
ナノ技術や架橋技術の発達によって、塗料にいろいろな機能を持たせることができるようになった。
塗料の機能分類の詳細は、「塗料の機能による分類」のページを参照
: とりょうのぐれーど
塗料の特性や耐久性など、塗料間の優位性を現す。
その優位順をグレードと呼んでいる。
塗料のグレードについて詳しくは、「塗料の種類・塗料のグレードの項」を参照。
: とりょうのぶんるい
塗料はいろいろな分野で、色々な目的で、いろいろなものに塗装される。
それらに応じて塗料も設計され、製品化されており、その種類も多い。
塗料の分類についての詳細は「塗料の分類」のページを参照。
: とるえん
芳香族炭化水素系の溶剤で強い芳香がある。
塗料、接着剤等に多く使われる。
: とるねーだーせんじょうき
トルネーダーを利用して、汚れを落とす洗浄機。
高圧洗浄機でトルネードノズル ( 回転式ノズル ) を付けて洗浄する方法とは異なる。
ドライ洗浄が可能で車の車内清掃、カーペットやじゅうたんのクリーニングに用いられている。
: どれん
屋根面などの雨水や室内の雑排水などを、排水するための排水設備。