外壁塗装におけるシーリング工事

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外壁塗装におけるシーリング工事

( 外壁塗装で使用されるシーリング材の特徴、サイディングのシーリング工事の実際など紹介 )

外壁塗装でのシーリング工事

シーリング工事

住宅の雨仕舞いにシーリング材の多用が目立ちます。それに比例して、雨漏りなどシーリングのトラブルも増加傾向にあります。外壁塗装では、このシーリング処理が塗装下処理として非常に重要になってきています。
外壁塗装におけるシーリング工事について紹介しています。

シーリング工事

サイディング壁シーリングのひび割れ

最近の住宅では建物の洋風化に伴い、その防水性の重要性は高まっています。
シーリング材の発達で、雨仕舞いはシーリング処理で済ませる傾向は高まっております。
それと比例して、シーリング材の劣化や施工不良による雨漏りのトラブルも増加しています。
外壁塗装におけるシーリング工事とは、外壁の目地やサッシ周り、外装付属品などの取り付け周り、屋根やバルコニー等の隙間を防水、雨仕舞のためシーリング材で充填する工事を言います。
従って、シーリング材が劣化したり、ひび割れ、剥れなどは雨漏りの原因になり、建物の防水性に大きな影響を与えます。

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シーリング材の種類

シーリング材は不定形シーリング材と定形シーリング材の二種類に分類されます。

不定形シーリング材

ペースト状のものを充填し、乾燥、硬化後にゴム状(弾性)になる。1成分型と2成分型の二種類がある。

  • 一成分形 : 空気中の湿気や酸素との重合、乾燥で自然に硬化するタイプ。
  • 二成分形 : 硬化剤などを混ぜて反応硬化させていくタイプ。
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建築用シーリング材の種類(JIS A 5758による分類)についての詳細は外壁塗装の基礎知識・「建築用シーリング材の種類」の項を参照。

定型シーリング材(ガスケット)

あらかじめ、伸縮や揺れを吸収できるゴム紐状のものを用意し、目地に詰め込むシーリング用材料。

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二面接着と三面接着

二面接着

二面接着

最近の住宅の外壁材として多用されている窯業系サイディングの目地に対するシーリングは二面接着が原則として施工されています。
目地には、部材の温度差による伸縮、建物の揺れ、歪みによるシーリング材に対するムーブメント(かすかな動き)が働いています。
このようなムーブメントが働く目地のことをワーキングジョイントといいます。
ワーキングジョイントに三面接着をしますと、シーリング材が自由に動けず、「ムーブメントへの追随と緩衝」というシーリング材本来の機能を果たせなくなります。
結果として部材からのシーリング材の剥れ、断裂やひび割れ等を引き起こしてしまいます。

ハットジョイナー

サイディングの目地部にボンドブレーカー付のハットジョイナーを使用するようになってから、目地部の納まりが良くなり、シーリング処理も改善されました。
築20年以上前のサイディング初期の建物ですと、ハットジョイナーを使用していないものもあります。
そのような場合はバックアップ材を利用して二面接着を確保するようにしなければなりません。

ボンドブレーカー

ボンドブレーカーは目地底面へシール材が接着しにくくするもので、シーリング工事では非常に大切なものです。

三面接着の悪い例 ボンドブレーカーを使用した二面接着の打ち直し工事の様子
ハットジョイナーを使用しているにもかかわらず、底面にボンドブレーカーを貼らずにシーリングしてあったため、三面接着になっている悪い例 目地の底面にボンドブレーカーを貼り付け、その後二面接着での打ち直しをします

三面接着

ムーブメントがほとんど生じない目地のことをノンワーキングジョイントといい、RC造のコンクリート打ち継ぎ目地や誘発目地、建具廻りの目地などがその例です。
そのような接合部、防水シーリングなどは三面接着によるシーリング工事がなされます。

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窯業系サイディングの目地へのシーリング工事の手順

窯業系サイディング壁、目地のシーリング「打ち替え」工事の施工手順(流れ)を紹介しています。

カッターで切り込みを入れる

カッターで切り込みを入れる

カッターでシーリング材の両側に切り込みを入れる。サイディングとの縁を切り離します。
カッターの刃をサイディング側に少し鋭角に傾けるのがポイントです。

シーリング材の剥離作業には、カッターナイフのほか、スピンカッターなど電動工具を使用する場合もあります。

既存のシーリング材の撤去

既存シーリング材の撤去

シーリング材が底面に接着されていないので(二面接着)、きれいにはがせます。

底面にもシーリング材が接着(三面接着)していると撤去作業に数倍の労力がいります。

シーリング材の除去

既存シーリング材の撤去

サイディングの小口部にシーリング材が残らないよう再度カッターでよく削り落とします。(非常に重要)

改修後のシーリングの接着力に影響する。良い仕事をするには何事もそれなりの手間がかかります。

マスキングテープ貼りによる養生

テープによる養生

周囲へのシーリング材付着による汚れ防止、シーリング材のヘラ均し(ならし)の際、充填を通りよく仕上げる為に使用する粘着紙テープを貼る養生作業。

目地からシール材がはみ出さないよう、マスキングテープの貼り方は仕上がりを左右します。

プライマーの塗布

専用プライマーを塗布の様子

シーリング材と充填する外装部材やサッシなどとの縁切れを防ぐ接着材の働きをします。
したがって、吸い込みの烈しい部材の場合、1回塗りではプライマーが部材に吸い込まれプライマーの機能が働かない場合があります。
通常1回塗りで施工しますが、そのような場合は2回塗りが望ましい。

この工程を省くと、施工後すぐシーリング材の剥離やひび割れといったトラブルが発生します。
シーリング材指定の専用のものを使用します。

バックアップ材の挿入、又はボンドブレーカーの貼り付け

ボンドブレーカーを貼り付けている様子

バックアップ材は、目地の深さを調節したり、シーリング材を目地底で支える役目をします。発泡スチロールなど弾力性のあるもので、シーリング材と接着しにくいものを使用します。

ボンドブレーカーは、目地底(底面)へのシーリング材の接着防止のために貼り付ける特殊テープです。クラフト紙、ポリプロピレンフィルムなどの特殊テープが使用されます。
ボンドブレーカーはmm単位で色々な幅の物があります。目地幅にあった物を使用します。

シーリング材の充填

シーリング材を充填作業の様子

専用のコーキングガンを使用して充填します。シーリング材の中に気泡が入らないよう、充填不足による隙間のできないよう注意が必要です。

充填後、へらを使用して両側の部材にしっかりシーリング材を圧着し、表面を平滑に仕上げることが大切です。

ヘラおさえ・ヘラならし

へらおさえ

シーリング材を目地内に間隙のないよう、両側のサイディングにしっかり圧着させるようヘラで押さえ込みます。

滑らかな仕上がり面が得られるようヘラでならします。

養生用マスキングテープの剥がし

シーリングの打ち替え完了

養生用マスキングテープを剥がして工事終了です。

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