外壁塗装の工事にかかる費用と見積もり

外壁塗装工事で実際にかかる費用 ( コスト ) にはどのようなものがあるのか。
それを知ることが、見積書を検討する際の判断基準になります。
見積もりにおける「仕様」の重要性と合い見積もりの比較ポイントなど、外壁塗装をご検討中の方に見積書の内容判断基準、外壁塗装工事の費用範囲についてご紹介しています。
外壁塗装工事で実際にかかる費用 ( コスト ) にはどのようなものがあるのか。
それを知ることが、見積書を検討する際の判断基準になります。
見積もりにおける「仕様」の重要性と合い見積もりの比較ポイントなど、外壁塗装をご検討中の方に見積書の内容判断基準、外壁塗装工事の費用範囲についてご紹介しています。
一般的に工事契約の方式として、直営、実費精算、請負があります。
塗装工事など建築工事においては「請負」方式での契約が一般的です。
「民法」第632条で、請負とは「当事者の一方 ( 施工者 ) カアル仕事 ( 工事 ) ヲ完成スルコトヲ約シ、相手方 ( 施主 ) カソノ仕事ノ結果ニ対シテ報酬ヲ支払ウコトヲ約スコトニヨリ其ノ効力ヲ生ス」と規定されています。
この場合の危険負担については、「民法」第536条に規定されています。
工事内容、金額などを提示、承諾すれば、口頭の約束でも契約は成立します。
訪問勧誘などでは即答を避け、見積書の提示を求め、よく検討することが重要です。
訪問勧誘の場合はクーリング・オフが適応されます。
Web掲載の外壁塗装業者の殆んどは見積もり無料を表示していますが、特に訪問勧誘などでは見積もりの有料・無料の別を、後のトラブル解消のため確認しておきましょう。
材料費、施工費、加工費、運搬費など工事に直接必要とされる費用であり、それぞれ単価により計算されます。
一般的には、これらを含んだ複合単価を単価として表示されることが多い。
このサイトでご紹介している単価はこの複合単価を指しています。
公共工事、大型工事などでは、発注者側が工事の内容 ( 仕様 ) を決めて、それに基づいて業者側が見積もります。
ところが、戸建て住宅などの塗装工事では、発注者が仕様を決めて業者に提示するのは現実的に困難です。
発注者側にそれだけの専門的な知識、情報を持ち合わせていないことが多いからです。
住宅塗装の場合、塗装業者に現地調査、工事仕様、見積もりをすべて一任することがほとんどです。
その点に、「思い込み違い」、「説明不測」等によるトラブルが発生しやすい原因があります。
住宅の塗装工事では、発注者が工事仕様を決めずに見積もり依頼をすることが多い。
業者によって仕様が異なる場合は、当然見積もり金額にも差が出るものです。
数社の見積もり仕様を比較検討して、最も適切なものと思われる一つの仕様を決めた上で、再度同じ仕様を指定しての再見積もりをすれば、より正確な金額比較ができます。
業者によって、見積書仕使用塗料樹脂名のみで記載されていることがあります。
水系、溶剤系 ( 一液か二液のどちらか? ) によって価格が異なります。
塗料メーカーのHPでその塗料の特徴、設計単価などを調べることができます。
賃貸など集合住宅の中規模程度の外壁塗装工事の場合、業者によって費用に差が大きく出ることがあります。
A社は直接架設工事費のみ計上、B社は共通架設工事として架設事務所、作業員詰所、架設水道・電気、架設トイレ、安全対策費など計上。
A社とB社とでは当然見積もり金額に差が出てきます。
特に賃貸物件の中規模工事では百万円単位での金額差が出ることも珍しくありません。
( 総工事費300~500万円程度での100万円単位の差は非常に大きなものになります。)
工事費用の範囲をどこまで認めるかは、求める工事の質と安全に施工される範囲で、すべて発注者の裁量にかかっています。